ドル円112円台後半に上昇、ポンドは引き続き波乱相場

 7日のロンドン市場は、ドル円が112円台後半へと上昇している。
欧州株が堅調に推移しており、前日のトランプ大統領がエルサレムをイスラエル首都と認定との発表を受けたリスク回避の動きは一服している。
ドル円は112.50レベルを上回ると112.80近辺へとジリ高の動きを続けた。

 ユーロ円はやや振幅がみられたものの132円台後半で高値を132.96レベルまで伸ばした。
ユーロドルは1.18近辺での揉み合いから1.1770台へと小安い。
ポンド売り局面でのユーロ買いもあり、比較的底堅かった。

 ポンドは波乱相場となっている。
ポンドドルは1.33台後半での揉み合いで取引を開始したが、EU離脱交渉関連の報道が出始めると、まず買いが先行。
高値を1.3422レベルに伸ばした。
しかし、買いは続かず売りに転じる。
安値は1.3320レベルまで。
2時間程度で100ポイント幅の振幅となった。
ポンド円も151.18レベルに上伸したあとは150.15近辺まで反落。

 メイ英首相が瀬戸際になって新提案を用意と報じられた。
英運輸相は、悪い取引には署名しない、合意できなくても英国経済はうまくいくだろう、と述べた。
EU側は交渉期限の延期は無いと強硬姿勢。
きょうもEU離脱関連の報道が飛び交ったが、進展はみられていない。

 豪ドルとNZドルなどオセアニア通貨は軟調に推移。
アジア株式市場では上海株が軟調に取引を終えた。
豪ドルにとっては、この日発表された豪州貿易統計で、黒字幅が予想を大きく下回ったことが売りを誘っている。
また、NZドル売りには、世界的な乳業メーカーのフォンテラが2017/2018年度の牛乳買取価格見通しを引き下げたことが影響したもよう。
きょうは一服しているものの、今週は銅など非鉄金属相場が大幅下落したことの影響が残っている面も。
豪ドル/ドルは0.75台半ばから前半へ、NZドル/ドルは0.68台半ばから前半へ下押し。

 カナダ円は87.80近辺と前日からの安値圏で底ばい状態。
ドルカナダは1.28台前半で小幅に高値を広げている。
前日のカナダ中銀声明で、労働市場についてスラックが残っていると指摘しており、市場での強気見通しに反したことで、カナダドル売りが強まった経緯がある。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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