冷戦時代の遺物である地下核シェルターの通気口が謎のアーティストの手によりR2-D2に大変身を遂げる

冷戦時代の遺物である地下核シェルターの通気口が謎のアーティストの手によりR2-D2に大変身を遂げる


冷戦時代に核戦争に備えて作られた核シェルターの通気口が、何者かの手によって「R2-D2」に改造されるという事件がチェコで起こりました。

Rogue R2D2 appears in Prague | Prague TV – Living Like a Local!
https://prague.tv/en/s72/Directory/c217-Sightseeing-Attractions/n11283-Rogue-R2D2-appears-in-Prague

Nuclear shelter vent turned into R2D2 from Star Wars – BBC News
http://www.bbc.com/news/blogs-news-from-elsewhere-41735261

チェコ・プラハにあるFolimanka公園には、冷戦時代に建造された地下核シェルターが、今も残されています。
米ソの対立によって核戦争が発生した場合に備えて1991年に完成した核シェルターは、地下1332平方メートルの広さでシャワー、トイレ、二段ベッド、共用スペースなどが備わった大規模なもので、最大1260人を収容できる設計だったとのこと。

この地下核シェルターには放射性物質を含んだ粉じんを濾過しつつ地上から空気を取り込むための通気口が2つ作られていました。
そのうちの1本が今回、突如として「R2-D2」に変身したもので、元はこんな状態でした。
コンクリート製の古びた通気口は、古びた外観に落書きがされたなんとも残念な外観だった模様。


その通気口が、2017年10月に正体不明のアーティストによって「R2-D2」に改造されました。


金属ダクトだけでなく、新たに「腕」がコンクリートで作られており、アーティスト集団の並々ならぬ熱意が感じられます。


冷戦時代の負の遺産として放置されていた地下核シェルターは、月1回だけ内部が無料で公開されることになりましたが、2017年10月14日に一般公開がされたことがきっかけで、この通気口に目をつけたアーティストによって、めでたくR2-D2に大変身。
地元メディアだけでなく世界的な注目を集めるようになりました。


この「アート」についてプラハ市は関与していないそうで、取り扱いをどうするかは協議中だとのこと。
しかし、すでに「このアートを傷つけないように」という非公式の立て看板も設置されており、住民たちにはおおむね好評だとのこと。
Jana Cernochovaプラハ市長は、「違法なスプレー塗装を支援するものではありませんが、見苦しかった通気口にされたこのペイントは大好きです」とコメントしており、「ロボット」という言葉を生み出した作家カレル・チャペックを輩出した国にふさわしい建造物として、保存されることになりそうです。

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