SnapのカメラメガネSpectacles大量に売れ残っている模様…

上場の勢いはどこへ。

SNSサービス「Snapchat」を運営するSnapが昨年発表した、10秒動画が撮影できるカメラメガネ「Spectacles
本当に需要あるの〜?と思っていたら、どうやらThe Informationによれば、売れ残ったSpectraclesが中国の倉庫に数十万個も眠っているそうなんです。
なぜこうなった…。

報道によれば、その原因はSpectaclesの初期需要に興奮したSnapの重役が、思わず大量生産を指示してしまったことにあるそう。
倉庫には完成品も組み立て途中のパーツも存在
一方でSnapでCEOを務めるエヴァン・シュピーゲル氏は「Spectaclesは15万個以上も売れ、期待を上回るものだった」と最近発言していましたが、その発表に水を差すものとなりました。

シュピーゲル氏の「期待」がどの程度のものだったのかは不明ですが、彼はカンファレンスにて「SpectaclesがSnapにとって重要なプロダクトになるには、あと10年くらいかかる」とも発言しています。
つまり、現在倉庫に眠っているパーツ類も新モデルのSpectaclesのために利用される可能性がある…とも捉えることができますね。

どちらにしろ、現時点ではSpectaclesのビジネスが上手くいっていないことは間違いありません。
リリース直後は自動販売機で発売され、多くの顧客が列をなして購入したものの、その後にAmazon(アマゾン)やウォールマートに在庫が登場すると、とたんに風がやんでしまったSpectacles。
米GizmodoのChristiana Warren記者も随分苦労して製品を手に入れたようですが、そのような情報感度が高い人はともかく、一般には必要のないアイテムだったのかもしれません。

一方、Snapはロサンゼルスベースのドローンスタートアップ・Ctrl Me Roboticsを今年春に買収しており、独自のドローン製造に乗り出すという噂もあります。
また中国のドローンメーカー・Zero Zero Robotics(Hover Camera Passportドローンでお馴染み)を買収するという話もあったのですが、こちらは買収額が折り合わず破談になった模様。
Snapchatのユーザー数は安定してしまっており、現在の株価はIPO時を下回るなど、どうも明るい将来が見えません。
そこで、今回のカメラメガネやドローンなどのハードウェア事業に生き残りの策を見出そうとしているのかもしれませんね。

はたして今後、Spectaclesのようなカメラメガネに未来はあるのでしょうか?

Image: Snap Inc
Source: The Information

Adam Clark Estes – Gizmodo US[原文]
(塚本直樹)

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