飛行機内へのパソコン持込み全面禁止となる可能性も…

それは困るんですけど…。

長時間の国際線のフライトでは、機内の時間のつぶし方に頭を悩ませるという人は少なくないですよね。
自分のノートPCを持ち込んで、仕事をしたり、動画を見たり、ゲームをしたりという過ごし方を好む人も多いことでしょう。
でも、もうすぐそれはかなわぬ夢となってしまうかもしれませんよ!

このほど米連邦航空局(Federal Aviation Administration)は、国際線の機内手荷物に、スマートフォンよりも大きなサイズの、リチウムイオンバッテリーを装備した電子機器を持ち込めないようにする提言を検討。
国際連合(United Nations)のInternational Civil Aviation Organizationで検討を進め、各国の賛同を得る方針が明示されています。

すでに米連邦航空局は、新たな規制の根拠となる調査報告書を公表。
スーツケース内部に、バッテリーがフル充電されたノートPCをセットし、10の異なる実験でリチウムイオンバッテリーの近くに熱源を配置したとされています。
大抵の実験では、熱を帯びてリチウムイオンバッテリーから発火しても、大事にはいたらず、飛行機内に備わる消火システムで火を消し止めることができたものの、一部のケースで爆発事故に発展! スーツケースの中に、エアロゾルスプレーやドライシャンプーが同梱されていた場合、飛行機の運航に支障をきたすほどの発火事故につながる危険性が指摘されていますよ。

Chicago Tribuneの報道によると、こうしたノートPCなどのリチウムイオンバッテリーから発火したとみられる航空火災で、2006年以降に少なくとも4人が死亡
いずれも貨物便だったため、多数の乗客が巻き込まれる大惨事にはいたらなかったものの、現在のまま、自由に機内へノートPCを持ち込める状況が続くならば、危険を避けられないとの判断から、今回の提言がなされたとのことですね。

すでにこれまでにも、中東諸国から米国内へ飛行する一部の便で、テロリストによる悪用の危険性があるとして、機内へのノートPCの持ち込みが制限されたことはありました。
しかしながら、今後は国際線の全便で、完全にノートPCの機内持ち込みが禁止されるとなると、その影響は計り知れません。

なお、今回の実験結果から、ノートPCを機内に持ち込む場合は、組み合わせると爆発事故に発展する可能性があるエアロゾル系のシャンプーやスプレー缶を持ち込めないようにするという折衷案もなきにしもあらずですが、あくまでも米連邦航空局は全面禁止を求めているんだとか。
ますます空の旅が窮屈になってしまいそうですけど、これも仕方がないことなのでしょうかね…。

Image: Getty Images
Source: Chicago Tribune

Matt Novak – Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)

こちらからコメントの記入が行えます

*

ピックアップ記事