Apple WatchとFitbit Ionicでスマートウォッチ対決…意外な結果も?

Androidユーザー歓喜も?

Googleが提唱するスマートウォッチのプラットフォーム「Android Wear」を採用した製品が、雨後の竹の子のように続々と出てきたことがありましたが、そのなかでヒットモデルを尋ねられると、思い出すのも難しいのではないでしょうか? Googleの目指したことは間違っていなかったでしょう。
でも、ふたを開けてみると、Android Wearは、チープなスマートウォッチ参入メーカーがリリースした、どれもイマイチなモデルと、同じくチープな使えないアプリばかりで終わってしまった感すらあります。

こうしたAndroid陣営の失速をしり目に、早くもApple WatchSeries 3がリリースされる段階を迎え、いまや堂々たるスマートウォッチ王者の地位を占めています。
Androidユーザーは、それをうらやましく眺めるばかり…。
そんな構図が定着しつつありましたけど、Fitbitからスマートウォッチの新モデルとなる「Fitbit Ionic」が発売。
すでにハンズオンレビューも公開されていますが、今回は、本命のApple Watchの最新モデルと対決させてみましたよ!

1. フィットネス重視派には?

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

上の写真は、いずれも左側がApple Watchのアプリ画面に対して、右側はFitbit Ionicのアプリ画面を対比させたものです。
Apple Watchが悪いわけではないものの、こうして比べてみると、Fitbit Ionicが、非常に洗練されたデザイン情報量で、フィットネストラッカーとしての役割を果たしてくれるのが一目瞭然ではないでしょうか。

Fitbit Ionicだと、心拍数から活動量、睡眠レベルのトラッキングまで、すべて1つのアプリでこなしてくれるのに対して、Apple Watchだと、いろんなアプリを使い分けることも求められます。
とにかくなんでも自分でカスタマイズしたい人にはいいでしょうけど、ややApple Watchは面倒にも感じられますね。

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

Apple Watchには、その最新モデルにも、いわば旧式の光学心拍数モニターが備わっているにすぎません。
一方、Fitbit Ionicには、こうした一般的な計測システムに加え、赤外線方式のモニターも備わり、より精度の高いデータが提供されるようになっていますよ。
実際、胸部に装着する医療機器としても使える測定装置のデータと比較すると、Apple Watchは心拍数が10以上異なって表示されたことがありました。
一方、Fitbit Ionicはほぼ誤差0のままです。
さすがはフィットネストラッカーを長年送り出してきただけあって、この分野でのFitbit Ionicの信頼性の高さには特筆すべきものがあるでしょうね。

勝者:Fitbit Ionic

2. ずっと腕にはめていたい人には?

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

Fitbit Ionicは、Apple Watchほどデザインがよくないかなというのが個人的な感想でした。
でも、はめていると、これはApple Watchか? そう問いかけられることが多々ありましたよ。
明らかにFitbit Ionicは、Apple Watchよりもゴツいデザインなのに、そう思われるということは、それほど悪いデザインではないのかもしれません。

スマートウォッチは、ただ時を知らせるだけの普通の腕時計とは異なっています。
どれくらい運動したか? 1日のうち座ったまま作業しているのは何時間で、立ち上がって動いているのは何時間か? 睡眠の状態は? そんなヘルスケアデータ常時収集しているため、基本的にはずっとつけたままにしておくのが理想的でしょう。
でもApple Watchだとフル充電からでもバッテリーは1日持ちません。
たとえ防水性能を備えていても、家に着いてシャワーを浴びるときには、必ず外してチャージャーにつなぐことが必須。
翌朝また使えるようにバッテリーを充電しておくのを忘れたりすると、なんの役にも立たない電子機器となってしまいます。

一方Fitbit Ionicの場合は、GPSを切った状態であれば、なんとフル充電から常に6日間は問題なく使えました! つまり、職場にチャージャーを置いておいて、仕事中に使わないときだけ週に数回も充電すれば、あとは外でも家でもバッテリー切れを気にせず使い続けられることが実証されたということです。
防水性能もあるのでシャワー中も外さなくてよいですし、睡眠中も腕にはめたままにしておいてよいでしょう。

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

長らく、Androidユーザーには、心から勧めることのできるスマートウォッチがありませんでしたけど、フィットネストラッキング機能を重視して選びたい人には、バッテリーの持ちでもApple Watchを凌駕する、すばらしい製品が登場しました。
FitbitによるPebbleの買収から誕生した、ずっと腕にはめていたいスマートウォッチが、ついにFitbit Ionicによって実現したともいえるでしょう。
おまけにApple Watch Series 3より、1万円以上安くで購入できてしまうのも大きな魅力でしょうか~。

勝者:Fitbit Ionic

3. スマホから解放されたい人には?

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

ここまでFitbit Ionicをベタ褒めしてきたものの、あくまでも、先に述べられた使い方で十分な人には…という但し書きがつけられるでしょう。
スマートウォッチが単なる腕時計ではないのと同様に、フィットネストラッカーとして機能すれば申し分ないというユーザーは、それほどいないのでは? むしろ、まるでスマートフォンのように、なんでも手元で自由自在にこなせることこそが、スマートウォッチの利点と考える人が多いのではないでしょうか? そうなると、Fitbit Ionicでは物足りないでしょうね。

Fitbit Ionicでも、ようやく最初の不具合が修正されて天気予報はチェックできるようになりました。
対応するAP Newsのアプリから最新ニュースを通知してもらったり、地下鉄の運行状況を表示させたりすることも可能です。
でも、まだ圧倒的に使えるアプリは少ないのが現状でしょう。
フィットネス関連以外のアプリで、Apple Watchと勝負なんてしようものならば、そもそも対決という表現すらおこがましい、まったくFitbit Ionicにはアプリがないと評すしかありません。
搭載されているスマートウォッチOSの完成度も、到底まだApple Watchにはおよびませんよ!

なによりもApple Watchが最新モデルのSeries 3で実現してきたのは、母艦となるスマートフォン本体すら必要としない、セルラー通信機能の内蔵による新境地です。
Apple Watchさえあれば、テキストメッセージをチェックできるだけでなく、イヤフォンに飛ばして通話まで受けられ、スマートウォッチによるスマートフォンからの解放を実感することができます。
この点だけをとっても、Fitbit Ionicでは使うことすらできない機能ですから、Apple Watchに軍配が上がるのは仕方ないでしょうね。

勝者:Apple Watch Series 3

4. 総合勝者は?

バッテリーが長持ちせず、フィットネスの分野では、まだまだ洗練が必要という課題を抱えるApple Watch
でも現時点では、並ぶもののないスマートウォッチの王道を走っているという事実が、今回の対決からも改めて証明されてしまったのかもしれませんよね。

勝者:Apple Watch Series 3

Image: Alex Cranz/Gizmodo US

Alex Cranz – Gizmodo US[原文
(湯木進悟)

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