Photoshop Elementsの新機能は閉じた目を開く 人工知能の成果がジワジワと出てきてます

「ごめーん目つむっちゃった!」がなくなるかも。

完璧に撮れたと思ったグループ写真。
たった一人が目をつむっていたために台無しになってしまったことありますよね。
2018バージョンのPhotoshop Elementsがあればそんな問題もなくなりそうです。
このバージョンに搭載された「閉じた目を開く(Open Closed Eyes)」という何とも哲学的な名前を持った新機能その名の通り閉じてしまった目を開いてくれるんです。
これはAdobeがマシーンラーニングを駆使して開発している人工知能「Adobe Sensei」のおかげ。
他の写真に写っている顔、そして目を閉じて写っている写真の技術的な属性を分析して目を開いてくれるとのこと。
そ、そんな事が可能な時代になったんですね。
それも一般人にはちょっと遠い存在のPhotoshopではなくて、アマチュア用に優しく設計されたPhotoshop Elementsでの登場です。
誰でも気軽に「閉じた目を開く」ことができるわけです。

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Image: Adobe

Photoshopと聞くとプロが使う非常に難しいソフトウェアというイメージがありますよね。
全ての機能を使いこなすなんて無理無理ィ…でも興味ある。
というユーザーのために作られたのがPhotoshop Elementsです。
言うならば補助輪のついたPhotoshopなんですね。

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Image: Adobe

他にも2018バージョンで追加された新機能には写真を水彩画のように変換するというもの、自動でぼやっとした幽霊風な二重露光の演出をするもの、枠縁をつけるもの、と思い出スクラップブックを作るのに最適な機能が並んでおります。

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Image: Adobe

写真の中に写り込んだ特定の人物や物体を選択するのもずいぶんと楽になっているようです。
ただ切り取ってしまいたい物体・人物を囲むようにドラッグすれば良いだけ。
境界線を検知してマスクを洗練させるのはすべてAIによるアルゴリズムが担当してくれるそうです。
さらにこれを応用させて、複数のグループ写真に写っているそれぞれの人物のベストなバージョンを組み合わせた「パーフェクトなグループ写真」を簡単に作ることができるそうです。
3人で写っている写真が3枚あるけれど、それぞれが別の方向を向いていて全員が正面を向いているのがない! そんな状況でも3枚を組み合わせてパーフェクトな写真を作ることができると。
うーん、有り難い。

それでもやはり一番驚きの機能は「閉じた目を開く」ですね。
とは言っても被写体が目を開けてよく写っている写真が他にもないとできない機能なので、実際には閉じた目の下にある実物の目を映し出すわけではありません。
過去の画像からベストな目の画像を合成しているわけです。

これまでもAdobeはこういった変わった機能を発表してきましたが、なかなか実際に使えるレベルものは登場しませんでした。
デモで見せられているものではちゃんと機能してるみたいだけど、自分の写真じゃあ思った通りにはいかないのね…と悲しい思いをしたことがあるユーザーは多いはず。
しかし今回の機能はマシーンラーニングによるアルゴリズム・ベースです。
毎回アップデートがある度に精度がどんどんと向上する可能性もあります。

それを考えると注目されることの少ないPhotoshop Elementsも、今後どんどんと実用性が上がってくるのかもしれません。
今後に注目です。

Source: Adobe 1, 2

Andrew Liszewski – Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)

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