あの人狼ゲームをカードゲーム化してわずか10分&少人数でサクサク遊べるワンナイト人狼を実際にプレイしてみたレビュー

あの「人狼ゲーム」をカードゲーム化してわずか10分&少人数でサクサク遊べる「ワンナイト人狼」を実際にプレイしてみたレビュー


プレイヤーが村人側と人狼側に分かれて議論とだまし合いを繰り広げる「人狼ゲーム」は日本でも知名度が高いパーティーゲームですが、実際にプレイしようとすると大人数と長い時間が求められることがほとんど。
この「人狼ゲーム」を少人数かつ短時間で遊べるようにアレンジされたのが「ワンナイト人狼」です。

ワンナイト人狼 公式ページ
http://1nite-jinro.strikingly.com/

パッケージデザインは全体的にファミコンライクなドット絵で、月夜に吠える人狼もどこかかわいげがあります。


本来の「人狼ゲーム」は決着がつくまで何度も議論と犠牲者を重ねていくルールですが、「ワンナイト人狼」は夜→昼→処刑の1ターンで終わり。
だから1回のプレイ時間も約10分でおさまるというわけ。
1匹でも人狼を処刑できれば人間側の勝利、逆に村人側を処刑してしまうと人狼側の勝利になります。


内容物はカードと説明書のみ。
ポケットに入れて持ち運べるサイズと重量で、狭い車内やテント内でも遊べそうなほどコンパクトです。


カードは手のひらにすっぽり収まるサイズ。
裏にはドット絵の三日月が描かれています。


一般的なゲーム用カードに比べると丈夫で分厚く、カードというよりもタイル。
厚さは2mm弱で、百円玉をわずかに超えるぐらい。


人数に応じてカード構成を選びます。
例えば最少人数である3人でのプレイでは、村人と占い師と怪盗を1枚ずつと人狼2枚という構成。


プレイヤーは1枚ずつ引き、残った2枚は場の中央に伏せます。
この伏せカードによって誰がどの役職なのかという推測がより難しくなります。


夜の番では全員が目を閉じて顔を伏せ、占い師人狼怪盗が順に活動します。
目を閉じていても、誰がどの役職かが物音や気配でと分かってしまうからか、机や膝をたたいてわざと物音を出すよう説明書に書かれていました。
しかし実際のプレイでは「カードがずれた!」「隣の人が動いた!」という情報も十分に議論の材料となり盛り上がったので、特に神経質になる必要はありません。


占い師は誰か1人のカード、もしくは配られずに伏せられているカードのどちらかをこっそり見ることができます。
例えばこのケースでは占い師のイカボーイが場に伏せたカードをチェック。
村人と人狼が1枚ずつなので、1匹の人狼が3人の中にまぎれこんでいるというわけ。


人狼のイカガールは目配せをしましたが、他に人狼がいませんでした。
どうやら2枚のうち1枚は伏せカードのようです。
味方がいない孤独な人狼はいったいどう戦えばいいのでしょうか。


「ワンナイト人狼」の特徴として怪盗の存在があります。
怪盗は他のプレイヤーと手札を交換できてしまうというトリッキーな役職。
ここで怪盗緑イカはイカガールの手札と交換してみますが……。


緑イカは人狼と交換してしまいました。
緑イカは人狼側になってしまうので、今後は人狼として行動しなければいけません。
もちろん元人狼のイカガールは怪盗とすり替えられて人間側になってしまいますが、自分の手札を見られるのは夜になる前だけなので知る由もなし。


朝の番になって議論開始。
挙動不審なイカガールが人狼とあっさり疑われ、処刑されてしまいました。
しかしイカガールは怪盗緑イカの仕業で人間側になってしまっているので、人狼側の勝利。
初プレイの緑イカがまんまと勝利をかすめ取っていく展開に。


1回が15分ほどで終了しましたが、この後さらにもう1回。
イカガールを人狼だと占った占い師の緑イカでしたが、終始人間のふりをしていた人狼のイカボーイに裏切られ、今度は人狼の勝利が確定。
緑イカには少し不利すぎる状況でした。


3人プレイでは経験者が司会進行を行いましたが、以下のサイトのように、「ワンナイト人狼」の司会進行を自動で行ってくれるツールもあります。

ワンナイト人狼 サポートツール
http://kano-e.github.io/onw-support/

使う役職にチェック、夜における各行動の時間制限カウントを選択し、「夜になります」のボタンを押すだけ。
音声が流れて司会を進行してくれます。


元の「人狼ゲーム」を知らない編集部員も参加して、最大人数の7人でもプレイ。
場の中心に伏せられるカードは1枚となって今までと少し状況が違いますが、3人プレイと比べると、村人が1人から4人に増えるだけなので、総人数は増えても場から得られる情報量に大きな変化はなく、議論は少し停滞。


しかし突然「自分のカードの位置がさっきと違う!きっと怪盗の仕業だ!」と1人の編集部員が指摘し、場は騒然。
占い結果や人狼の嘘だけではなく、最初のカードの位置も十分に議論の材料になるというわけ。


指摘した編集部員はもともと自分が人狼であったので怪盗が人狼のはずだ!とも主張。
これを皮切りに議論は一気に進み、あえなく人狼が処刑され、人間側の勝利に終わりました。
怪盗の悪行も指摘通り。


「ワンナイト人狼」はルールこそシンプルですが、議論と推理が核である点は本来の「人狼ゲーム」と同じ。
細かい部分を見逃さないという意味でも、最初に置かれたカードの位置や内容は正しく記憶し、夜の番での物音や気配にも敏感になると、議論の材料が集まって盛り上がります。
この点はやはりアナログゲームならではの特徴。
また「ワンナイト人狼」の大きな特徴として伏せカードの存在と「怪盗」というオリジナルの役職があり、これらによって一見するとシンプルなルールでも各プレイヤーから予測不可能な部分が増え、推理に奥行きが生まれます。


ただ役職に応じてどのように行動し発言するかは「人狼ゲーム」と同様に重要ですが、そういった基本戦略をもたない初心者の編集部員が議論に全く参加できないまま終わる場面も見られました。
本来の「人狼ゲーム」であればターンを重ねるごとに見えてくるものもあるのですが、1ターンで勝負が決まってしまう「ワンナイト人狼」ではコツをつかむのも一苦労。
そのため、初心者と経験者が入り交じった状況では、経験者は「私は~~と思うんだけどあなたはどう思う?」と他プレイヤーの意見も抽出しつつ議論を展開していくのがベター。
また初心者のプレイヤーも最初のうちは他の人のプレイを後ろから見て、どのように回していくのかをじっくり観察するのもアリ。
ただし3人から4人ではどちらかに有利/不利が極端な状況になりやすく、「人狼ゲーム」に比べると運の要素も強いため、初心者でも経験者にカウンターを食らわせることも十分可能です。

なお「ワンナイト人狼」の定価は1500円、以下のAmazon.co.jpでも入手可能です。

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