ソニー4K HDR撮影に対応した高画質ハンディカム–使い勝手はプロ仕様

 ソニーは9月20日、ビデオカメラ「ハンディカム」シリーズに、4K撮影ができるセミプロ向けモデル「FDR-AX700」を発表した。
デジタルカメラ「α」シリーズなどに搭載されている「ファストハイブリッドAF」に対応したほか、民生用ビデオカメラとしては初の4K HDR撮影に対応する。
発売は10月13日。
9月26日に予約販売を開始する。
想定税別価格は20万円前後になる。


「FDR-AX700」

 4Kハンディカムは、空間手ブレ補正機能を取り入れた「FDR-AX40/55」と、ハイエンドモデルの「FDR-AX100」の3機種をラインアップしている。
AX700は、AX100の上級機の位置付けで、業務用モデルと並ぶ高画質撮影機能を備える。


操作ボタン部。
ダブルスロットを備える

 ハンディカムでは初となるファストハイブリッドAFは、従来のコントラストAFに、像面位相差AFを追加したもの。
合焦スピードが早く、追従性に優れるため、動きの早い被写体の撮影で威力を発揮する。

 デジタルカメラαや「Cyber-shot RX」シリーズでは、すでに採用されているが、ハンディカムでは、動画向けに新開発したアルゴリズムでレンズ駆動を最適化し、高い動画AF性能を実現。
積層型で有効1420万画素の「1.0型Exmor RS CMOSセンサー」や映像エンジン「BIONZ X」とともに動きの早い被写体も思いのままに撮影できる。

 前方から走ってくる被写体を追いかけ続ける追従範囲の広さとF1レースのように次から次へと現れる被写体に間断なくピントを合わせる乗り移り感度の2つのAF性能を装備。
それぞれの効果を5段階で設定することで、さまざまな動く被写体をあますところなく捉える。

 4K HDR撮影は、放送業界などで採用が進む「HLG(ハイブリッドログガンマ)」方式を採用。
ソニー製のHDR対応テレビとUSB接続すれば、HDR再生が可能だ。
HDMI接続もできるが、その際は手動でのテレビ設定が必要になる。


ホールド感の高いグリップと大型ベルト

 サイズは高さ104.0mm×幅121.0mm×奥行き274.5mmで、重量約1030g。
レンズリングやマニュアルダイヤル、アサインボタン、ダイレクトメニューなどのマニュアル操作がしやすい配置を採用したほか、ホールド感の高いグリップと大型ベルトで業務用モデル同様の機動力を発揮する。

 設定メニューもボタン操作や撮影映像を見ながらのメニュー表示など、業務用ビデオカメラと同じメニューユーザーインターフェースを採用。
ジョイスティックを備えるなど、民生用カメラにはない使い勝手を提案する。


「バリオゾナーT*レンズ」を採用

 3.5型の液晶モニタはタッチ式で、被写体にタッチすることでピント合わせが完了。
0.39型の有機ELビューファインダーとともに、AX100から大幅な高解像度化を実現した。
レンズはAX100と同じ「バリオゾナーT*レンズ」で、光学12倍、全画素超解像ズーム18倍(HDは24倍)に対応。
4K、HDともにスロー&クイックモーション撮影もできる。

 ソニーでは同日に、放送業務用ビデオカメラHXR-NX80(想定税別価格:24万円前後)、PXW-Z90(同:29万円前後)を発表している。

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