ドル円はリバウンドの流れ堅持 カーニー発言でポンドの利益確定売り強まる

 きょうのNY為替市場、この日は主要な米経済指標の発表もない中、先週後半のリスク選好的な雰囲気が続いた。
米株や米国債利回りが上昇する中、きょうはドル買いの動きが見られていた。

 今週はFOMCが予定されており最注目となるが、一部では、FOMCメンバーは年内の利上げ期待を残しドルをサポートする内容になるのではとの見方も出ていたようだ。
ただ、どの程度のものかは未知数。

 ドル円はNY時間に入って再び上値追いの動きが優勢となっており、一時111.65近辺まで上昇、7月27日以来の高値水準に上昇した。
先週からのリバウンドの流れを堅持している。

 ハリケーンや北朝鮮問題のリスクを無難に乗り越え、市場はリスク許容度を上げている。
先週はドル高というよりもむしろ、円安の動きがドル円を支えていたが、きょうはドルがサポートした格好。
ただ、今週はFOMCや日銀決定会合といった重要イベントを控えていることから、積極的には手掛けにくい面もある。

 ユーロドルは戻り売りが強まり、1.19ドル台前半に一時下落。
ただ、押し目買いも見られ、21日線の水準は維持する中、終盤になって1.1950近辺まで買い戻されている。

 NY時間の序盤にも1.1970ドル近辺まで上昇する場面が見られたが、金利面からの買いというよりも、投機筋や株式のヘッジに絡んだ買いとの指摘も聞かれた。
しかし、1.20ドルまでの上値は依然として重くなっている雰囲気。

 きょうはポンドの利益確定売りが強まっており、ポンドドルは1.34台に下落し、ポンド円は150円台前半に下落している。
カーニー英中銀総裁がワシントンで講演を行っており、先週の英中銀金融政策委員会(MPC)時に示した「利上げは必要となる可能性」には言及していたものの、「利上げは緩やかなものになる。
先行きの見通しには相当程度のリスクも依然としてある」とも語っており、慎重な姿勢も垣間見せていた。

 先週の英中銀金融政策委員会(MPC)以降、3%超急ピッチに上昇しており、2009年以来高値水準に上昇。
短期的には過熱感も出ており、利益確定売りが出やすい状況ではあった。

 ただ、あくまで利益確定売りの範囲で、戻りを試す動きではないように思われる。
市場は11月の年内最後のMPCでの利上げを織り込みつつあり、なかには来年の5月利上げも見込む動きも出始めている。

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