ドル円は弱い指標も底堅さ堅持 リスク許容度が改善で円安がサポート

 きょうのNY為替市場、朝方発表になった米小売売上高や鉱工業生産が予想を下回ったことでドル円も戻り売りに押されている。
一時110.60付近まで伸び悩む場面も見られたが、米国債利回りや米株が堅調に推移したこともあり、下押す動きは見られていない。
その後は110円台後半を中心に推移した。

 北朝鮮が日本時間の早朝にミサイルを発射したにもかかわらず、市場は落ち着いた反応を見せたことから投資家のリスク許容度が改善しているのか、きょうは円安の動きがドル円をサポートしている。

 また、市場では改めて日本と各国の金融政策の相違に着目し始めているようだ。
前日に英中銀が年内利上げの可能性を示唆したことがきっかけとなっている模様。

 きょうのドル円は一時111.35付近まで上昇し、100日線を上回る場面も見られていた。
ただ、111円台は維持できなかった。
今週に入って年内の米利上げ期待が再び出始めているものの、来週はFOMCも控えており、その動向を見極めたい雰囲気もあるようだ。

 一方、ユーロドルは中盤から伸び悩む展開。
朝方の米指標を受けて1.1985近辺まで上昇したが、心理的節目の1.20は達成できなかったことでロング勢も一旦後退した模様。
しかし、21日線の上をしっかりと維持されており、上向きトレンドは変わらずといったところのようだ。

 一部報道が関係筋の話として、ECBは来年からの出口戦略の中で、償還国債の再投資を月間150億ユーロペースで続ける意向で、それを強調することを検討と伝えていた。
これまでも再投資は長らく実施してきたが、市場に与えるインパクトが小さく見積もられているという。

 例えば、国債購入を現行の月600億ユーロから300億ユーロに縮小するものの、月150億ユーロの再投資が加わるり、合計月450億ユーロの緩和を続けていることを強調したい考えのようだ。
再投資も柔軟化することで市場にインパクトを与えることもできるという。

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