総じてドル売り優勢、ポンドはCPIの鈍化で下落

 18日のロンドン市場は、総じてドル売りが優勢になっている。先週末の米消費者物価指数と同小売売上高が予想を下回ったことで年内の米利上げ観測がやや後退しており、米債利回りの低下とともにドル売りが広がったことが背景。週明けも引き続きドル売り圧力が優勢。

 ドル円は112円台での取引。東京市場で一時111.99レベルまで下押しされたあとは下げ渋り、ロンドン序盤には112.35-40レベルまでの買戻しが入った。しかし、その後はユーロドルの上昇につれてドル売りが再燃しており、112円割れを試す動きになっている。

 ユーロが堅調。東京午前にユーロドルは1.14台後半から一気に1.15台に乗せた。その後も下押しは限定的で、ロンドン市場では再び上値を広げている。足元では1.1564レベルまで高値を伸ばしている。ユーロ円は129円台前半での揉み合いかた129.75レベルまで上値を伸ばした。ユーロ相場は20日のECB理事会を控えており、出口戦略の示唆などへの思惑が下支えとなっている。弱いドルの対価として買われやすい面もあるようだ。

 ユーロと対照的なのがポンドの動き。この日は一連の英物価指標発表が注目材料だった。発表前から神経質な値動きとなり、ポンドドルは一時1.3126レベルまで高値を伸ばした。ただ、すぐに売り戻されて1.30台後半で指標発表をむかえる。6月の英消費者物価指数は前年比+2.6%と前回の+2.9%から伸びが鈍化した。市場では前回並の伸びが予想されていただけに、ポンド売りの反応が強まった。ポンドドルは1.3015近辺へと一段安。ポンド円は147円台前半に買われた後は指標発表前後から売りが強まり、145円台後半へと下落。ポンドは対ユーロでも大幅安。

 豪ドルは堅調。東京時間に発表された豪中銀議事録がきっかけとなり、豪ドルは急伸。その勢いはロンドン序盤にも続き、豪ドル/ドルは0.79台に乗せている。豪ドル円も一時89円台乗せ。カナダドルも対ドルや対円で堅調だったが、豪ドルはさらに買われており、豪ドル/加ドルは一時パリティー水準を上回った。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

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