これがiPhone X これまでの噂・流出情報を総おさらい

もういーくつねるーとー。

というわけで、9月12日に開催されることになったApple(アップル)の秋の製品発表イベント。
開催地が新本社「Apple Park」内なのも注目ですが、やっぱり一番気になるのは新型iPhoneこと「iPhone X(iPhone 8)」!

今年はiPhoneの発売から10周年ということで、これまでにない機能をたくさん盛り混み、デザインも一新した完全新作になる見込みです。
この記事ではこれまでに登場した流出情報を一気におさらいして、iPhone Xの姿に迫ってみましょう!

名前:iPhone 8? iPhone X?

いきなり根源的な問いかけとなってしまいましたが、今年の新型iPhoneは完全新作ゆえに例年どおりの規則(数字モデル→Sモデル)にはならないと予想されてきました。
ギズモード・ジャパンは一貫して「iPhone 8」という名称を使ってきましたが、他にもさまざまな呼び方が予想されています。

Apple(アップル)業界の重鎮ことDaring FireballのJohn Gruber氏は「今年の新型iPhoneはメジャーアップデートなので、『s』がつくモデルは存在しない」と発言。
その上で、今年の新型iPhoneは「iPhone 8 Pro」か「iPhone Pro」になるだろうと予測しているんです。

一方、Macお宝鑑定団Blog[羅針盤]は「iPhone 8 Edition」説を主張。
さらに9月の初めよりベルリンで行なわれているIFA 2017では、2つのメーカーから名称は「iPhone Edition」になるとの情報も浮上しています。
現状はEditon説が一歩リードというところです。

9月6日、新型iPhoneの名称は「iPhone X」になるという情報が登場。
有名リークアカウントや海外の通信キャリアが今回の情報源ですが、この名称自体は以前にも噂されていました。
今年のiPhoneは初代iPhoneから数えて10周年のモデル、つまり「10=X(テン/エックス)」をもじった「iPhone X」になる可能性もあるかもしれません。

Appleから流出したiOS 11のGM版(最終開発版)のコードから、その名称がiPhone Xになる可能性がかなり高くなりました。
その可能性は高さは、一貫してiPhone 8という名前を使ってきたギズモード・ジャパンも、iPhone Xに切り替えるほど

デザイン:ディスプレイはベゼルレス、本体はガラス+ステンレス製に

iPhone Xのデザインが刷新されることが噂され始めたのは、なんとiPhone 7すら発表されていない2016年5月ごろから。
当時は「上下に一切エッジのないディスプレイを搭載する」と噂されていました。
今では、工場から流出するパーツ画像などから、その確信は高まり、実際にディスプレイが上下いっぱいにまで広がった「ベゼルレスデザイン」になると予想されています。

ほかにも、有機ELディスプレイの採用が2016年3月ごろから予想されています。
AppleがSamsung(サムスン)に有機ELユニットを大量注文していたりと、こちらも実際に採用される可能性は高いでしょう。

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そして本体素材についてですが、iPhone 6からiPhone 7まで採用されてきたアルミ製の筐体とはうってかわり、iPhone Xではステンレスフレームガラスのバックパネルで挟み込んだデザインへと変更されるようです。
最近良く出回っているiPhone Xのモックを見ても、この選択肢しかなさそうです。

また上のモックから見てとれるように、iPhone 8 Plusでは横二連だったデュアルカメラが縦二連に! このカメラシステムの変更には、本体を横向きにしたときに「VR撮影」をするため、なんて情報もありますね。

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本体サイズは、iPhone 7と7 Plusの中間になると言われており、iDrop Newsの5月の報道では143.59 x 70.94 x 7.57 mmと伝えています。
ベゼルディスプレイを採用することで、画面サイズは5.8インチとiPhone 7 Plusよりも大きくなります。

ソフトウェア:「仮想ホームボタン」が新搭載、ディスプレイ上部には「切り欠き」

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ベゼルレスディスプレイが意味していること、それはホームボタンの消滅です。
物理的なホームボタンを儲けるスペースがなくなったスマホは、SamsungのGalaxy S8のような「仮想ホームボタン」を採用していますが、それはiPhone Xでも同じようです。
「いつかiPhoneはホームボタンがなくなる」という話は2年以上前から囁かれていて、仮想ホームボタンへの移行は自然な流れでしょう。

すでにiPhone 7では、タプティックエンジンを用いたホームボタンが採用されており、ホームボタンはただの“窪み”にしかすぎません。
iPhone Xからはこの窪みがディスプレイに代わり、タプティックエンジンを用いた仮想ホームボタンになることでしょう。
ちなみにこのホームボタン、隠せたりリサイズもできるそうです。

9月4日には、RedditにiPhone Xらしき端末が実際に動作する動画が投稿されました。

またAppleは物理的なホームボタンが消滅することで、直感性が失なわれると懸念しているのでしょうか。
代わりにiPhone X(iOS 11)ではジェスチャー機能が強化されます。
たとえばiOS 11ベータ版から、ホームボタンを2度押して呼び出す「アプリ切り替え」のジェスチャーが見つかりました(上動画)。
また動画が発見された後には「ホームボタンはDockを用いたジェスチャーに代替される」という噂まで浮上しました。

また、これまでホームボタン長押しで起動していたSiriについても、電源ボタンを利用して起動する新しいジェスチャーが発見されています。
具体的にどのようなジェスチャーなのかは明らかになっていませんが、電源ボタン2度押しか長押しでしょうか?

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Image: MacRumors

さらに仮想ホームボタンとその周囲は「ファクションエリア」という専用のスペースになるとも噂されています。
こちらは噂として1度しか登場していないので、搭載されるのかは未知数のように思えます。
また具体的にどのように機能するのかもわかりませんが、デザイナーのJohn Calkins氏によるコンセプトのように、さまざまな情報を表示する「HomeBar(ホームバー)」として使える…のかもしれませんよ?

さらにディスプレイ上部に目を向けると、ぼこっと飛び出た通称「切り欠き」が存在するようです。
ここにはベゼルディスプレイの採用により居場所がなくなった、画面上部のスピーカーや前面カメラ、センサー類が搭載されます。

このような切り欠き入りのiPhone Xについては、パーツが流出したり、切り欠き入りのアイコンがスマートスピーカー「HomePod」のファームウェアから見つかったりと、ほぼ確実な様子。

そして電波のシグナルやバッテリー残量は、切り欠きの左右にちょっと窮屈そうに表示されるそうです。
この分割されたステータスバーは「分割(スプリット)ステータスバー」と名付けられています。
ちなみにこちらの画像はForbesが作成したもので、切り欠き部分に合わせてステータスバーが黒色になっていますね。
切り欠き部分を自然に見せるナイスなアイデアですが、実際に採用されるかどうかは不明です。

カメラ:4K/60fps撮影、3Dセンシングに対応

新型iPhoneでの楽しみといえば、カメラ性能の進化。
これについては前・後両方のカメラが4K/60fps撮影や1080p/240fpsでのスローモーション撮影が可能なようです。
正直前面カメラでの4K/60fps撮影については眉唾な気もしますが、iPhone Xでは大幅な撮影能力の向上を期待しても良さそうです。

またiPhone Xは、生体認証として顔認証を採用する予定で、前面カメラユニットには3Dセンサーが搭載される可能性が高くなっています。
顔認証用であろう3Dセンシング用のパーツも発見されています。

また3Dセンサーは、前面だけでなく背面にも搭載され、VCSEL(ビクセル)という技術を使った「3Dレーザーシステム」が採用されるという情報もあります。
搭載場所はおそらく、デュアルカメラのレンズとレンズの間でしょう。
この3Dセンサーにより、AR機能やオートフォーカス性能が向上するとのこと。
このあたりは今年のWWDCで発表された「ARKit」に関連しているのでしょうか?

セキュリティ:Touch IDは「Face ID」へ

iPhoneでは長らく指紋認証機能「Touch ID」が利用されてきましたが、今年は大きな変化があるかもしれません。
なにせiPhone Xには物理ホームボタンがないので、Touch ID機能を移動させるか、別の生体認証方式を取り入れる必要があります。

今はTouch IDの代わりに顔認証が採用される公算が高いですが、この「生体認証問題」は長期に渡って噂が入り組み、未だにどうなるのか良くわかっていない部分であります。

これまでの一連の流れをご紹介すると、2016年秋ごろから「Touch IDはディスプレイに埋め込まれる」という説が濃厚でした。
しかし技術的な問題から実現できないとして、2017年7月上旬には「Touch IDは搭載されない」→「Touch IDは顔認証に置き換えられる」という流れに。
以来HomePodのファームウェアから、赤外線による3D顔認証機能「Face ID」が発見され、今ではすっかり“指紋認証から顔認証に移行する説”が定着しています。

またFace IDでは、Touch IDと同じく「Apple Pay」での支払いに使えるとの情報も。
顔認証の精度に関しては暗くても大丈夫なようで、センシング技術ではQualcommの2年先を行くという評価もあります。
実際に使ってみないとわからないところがありますが、顔認証によるロック解除は個人的にもぜひ試してみたいですね。

「iPhone 8とiPhone Xに搭載されるFace IDのセットアップ方法が判明した」と米メディア9to5Macが報道。
iOS 11のGM版(ソフトウェア開発の最終バージョン)からのリーク情報です。

顔認証でiPhoneのロック解除、iTunes StoreとApp Store、Safariのオートフィル(ユーザIDやパスワードの自動入力)が利用できます。
…Apple Payは?

以下は、発見者が公開した動画で、顔認証までのステップが紹介されています。

登録の仕方は「指紋認証システムTouch IDの顔バージョン」といった感じですね。
フレームの中に顔を入れて、認識されるまで頭をぐりぐり動かして自分の顔を登録するようです。

充電:遅ればせながら無線充電に対応

iPhone Xだけでなく、アップグレードモデルのiPhone 7s/iPhone 7s Plusでも搭載が期待される無線充電機能
これについてはiOS 11のベータ版から無線充電用らしい効果音が見つかったり、HomePodから無線充電を意味するコードが見つかったりと、搭載はほぼ確実な様子。

また無線充電用のアクセサリは少し遅れて、「iOS 11.1」と同時に登場するなんて気になる噂もありますね。

さらに流出パーツでもiPhone Xの無線充電用のモジュールが流出したり、充電パッド用の部品が流出したりと、その準備は着々と進んでいるようです。
これまでiPhoneとは無縁だった無線充電がとうとう搭載されると思うと、感無量となってしまうのは僕だけでしょうか?

プロセッサ:A10からA11へ

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Image: SLASHLEAKS

言うまでもなく、今年はA10の進化版「A11」プロセッサが搭載される予定です。

すでにスペック値の噂もあり、「Geekbench4」でのスコアは、シングルコア:4,300~4,600、マルチコア:7,000~8,500の中間程度になるとの情報もあります。
iPhone 7に搭載されているA10プロセッサでシングルコア:3,300、マルチコア:5,500程度なのでかなり性能アップです。

Twitterの情報によると、A11は2+4コアと判明。
搭載されるのは、2つの高性能CPU「Monsoon」と、4つの高効率コア「Mistral」。

カラー・容量・価格・発売日

カラー

スマートフォン選びで実は一番頭を悩ませる、本体色と容量モデルの選び方。
iPhone Xでは、カラーバリエーションが減るなんて話もありました。
その後公開された流出画像を見ると、確かにそのカラーバリエーションは現行の5色から「ブラック・ホワイト・ゴールド」の3色になるようです。

以降、このカラバリのモックが数多く出回っていることから、この3色になる可能性は高いと思われます。
ちなみに、この新色ゴールドは生産工場では「ブラッシュゴールド」と呼ばれていることがわかりました。

9月5日にはSIMトレーの画像が流出、その中にもブラッシュゴールドカラーのものが。

有名リーク者ミンチー・クオ氏によると、「iPhone 8では、全色でブラックのフロントパネルを搭載する」とのこと。
今まで、本体カラーとフロントパネルは同じ色が基本だったんですよね。
ブラック以外のiPhone 8は、歴代の中でも珍しいデザインになるかもしれませんね。

容量

そして本体容量については、iPhone Xには64GBモデルや256GBモデルだけでなく、512GBモデルも登場するとの情報が登場しています。
もはや「MacBook Pro」並のすさまじい大容量モデルですね。

価格

価格については、早い時期から1,000ドル(約11万円)を超えることが噂されていました。
また最近になって「iPhone Xは999ドル(約11万円)から販売される」との情報も登場しており、この価格帯になることはほぼ確定でしょう。
これは現行モデルのiPhone 7(7万2000円~)から、かなりのジャンプアップ。
もし容量と価格の情報が正しければ、64GBで11万円という恐ろしい価格になりますね。

9月5日には、64GBモデルが999ドル(約11万円)、256GBモデルが1099ドル(約12万円)、512GBモデルが1199ドル(約13万円)という情報がTwitterで流れました。
12.9インチのiPad Proと似たような価格に…。

iPhone Xがここまで高額になった原因は、有機ELパネルのサプライヤーであるSamsung。
Appleの要求に見合う有機ELパネルを量産できるのはSamsungだけであり、かなり高額で卸してもらっているんだそうです。

発売日

発売日に関しては、すでにいくつかの海外キャリアから情報が漏れ出しており、口を揃えて9月22日であると語っています(参照1, 2)。
AppleはiPhone 5以来、新型iPhoneを9月第3週もしくは第4週の金曜日に発売しており、この9月22日は9月の第4金曜日にあたる日。
例年通りであれば、この日に発売される可能性も十分考えられます。

例年iPhoneの予約は、イベントの週の金曜日に開始されますが、今年もその日程は同じようです。
iPhone Xは12日の発表のあと15日(金)に予約がスタートすると、ドイツのキャリアが伝えています。

発表を目前に、iPhone Xの出荷が遅れていることが報じられています。
7月から8月上旬まで「発売が遅れる」というニュースが多発していましたが、それをぶり返したような報道です。

ただし今回のニュースはあくまでも出荷が遅れているという話。
これが発売の遅れまで影響するのか不明ですが、やはりその生産遅れは「ディスプレイにTouch IDを搭載しようとして、諦めた」のが原因だそうです。
最後までディスプレイ搭載型Touch IDが足を引っ張っているのですね…。

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