Amazonが買収した高級スーパーWhole Foodsが値引き開始で来客数は25%アップ

Amazonが買収した高級スーパーWhole Foodsが値引き開始で来客数は25%アップ


Amazonが137億ドル(約1兆5000億円)で買収した高級スーパーWhole Foodsの人気商品が、ジェフ・ベゾスCEOの宣言どおりに値引され始めました。
新生Whole Foodsの客足は買収前に比べて25%増しと好調な滑り出しを見せたことがわかりました。

Amazon’s Whole Foods Price Cuts Brought 25% Jump in Shoppers – Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2017-09-11/amazon-s-whole-foods-price-cuts-brought-25-jump-in-customers

AmazonはWhole Foodsの買収手続が完了すると同時に、予告通り人気の食料品を中心に値引きを開始しました。
代表的な商品で言えば、有機栽培のフジリンゴは1ポンドあたり3.49ドルから1.99ドルへ、有機栽培のアボカドは2.79ドルから1.99ドルへと大幅に値引きを行い、全品目のうち43%の商品が値下げされました。


Foursquare Labsは、Whole Foodsを訪れた買い物客のモバイル端末から収集したデータから、値引き後2日間の集客数は、その1週間前の同期間に比べて25%増であると見積もっており、Amazonによる宣言通りの値引きが、多くの客を店舗に運ばせたことが明らかになっています。
シカゴのショップでは来店者数35%増を記録するなど、Amazonによる実店舗への進出については、まずは順調な滑り出しのようです。

しかし、Bloombergのアナリストであるジェニファー・バータシャス氏は、好奇心を持った顧客が買収後すぐに店頭に訪れたことは予想通りで特別な驚きはないという感想を出しています。
顧客はWhole Foodsの商品が安いと感じれば引き続き店を訪れるし、価格的に魅力的でなければ客足は続かないとバータシャス氏は考えています。

食品スーパーなどの小売業では価格競争が激しくなり、さらなるプライスカットの余地は限られていますが、その中にあっても比較的高価格な商品が多い、有機栽培野菜などのいわゆるオーガニック食品にはコスト圧縮の余地は大きいと指摘されています。
まだ競争の余地がある分野に切り込んだAmazonは、高級食品での価格競争を積極的に仕掛けていくことが予想されます。


ただし、Whole FoodsだけでなくWalmartやKrogerなどの大衆向けスーパーもオーガニック食品を強化しており、価格面でWhole Foodsをリードしているという指摘もあります。
Telsey Advisory Groupがニューヨーク市内で行った価格調査によると、Whole Foodsの商品価格はAmazon買収後の値下げを加味してもライバルのWalmartやKrogerよりもまだ高いという結果が出ているそうです。
ジェフ・ベゾスCEOの宣言通りWhole Foodsの商品価格が今後も継続して値下げされるのかが、高級食品スーパーでAmazonが成功できるかの鍵を握っていそうです。

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