YouTubeでTV放送をストリーミング配信する著作権侵害行為が発生中

YouTubeでTV放送をストリーミング配信する著作権侵害行為が発生中

第三者が権利を持つ映像などのコンテンツをYouTubeにアップロードして配信可能な状態にすることは著作権の侵害につながる行為となるのですが、いまYouTubeではTVドラマやアニメなどの番組がストリーミング形式で配信される例が増加しています。

You can easily find pirate TV streams on YouTube

自分ではない別の者が著作権を持つ映像や音声などのコンテンツをYouTubeにアップロードすることは、著作権者のを侵害する可能性が高い行為となり、YouTubeの規約でもその行為は禁じられています。
しかし、YouTubeではアニメ番組の「」や「」のや、のエピソードが見られるが存在しており、権利関係には厳格な対応をとっていることで知られるNFLのことができます。

これらのコンテンツの驚くべき点は、著作権侵害の疑いが極めて高いにもかかわらず、YouTubeの「おすすめ」の項目に表示されることがあるところにある、とMashableのBrett Williams氏は記しています。
同じくMashableのJason Abbruzzese氏はある日、自身のYouTubeの画面に表示された「Recommended」(オススメ)の中に、「Live Now」(ライブ配信中)と書かれたアニメ動画がいくつも含まれていることに気付きました。


そのことを知らされたWilliams氏が詳細にリサーチすると、それらのライブストリーミングを行っているアカウントの多くはいずれもフォロー数が少なく、しかも配信によって利益を得ている者はほとんど見つからなかったとのこと。
YouTubeでは動画配信による収益を受け取るには「YouTubeパートナープログラム」の審査を受けて通過する必要があるのですが、該当のチャンネルの動画再生回数が1万回を超え、チャンネルのコンテンツが YouTubeパートナープログラムのポリシー、YouTubeの利用規約、コミュニティガイドラインを遵守しているかどうかが確認されるようになっており、審査を通過するハードルは高くなっています。

YouTube パートナー プログラムの概要 – YouTube ヘルプ

しかし、ライブストリーミングを行っているチャンネルの多くは視聴者が非常に少なく、コンテンツによっては視聴回数が1ケタ台というものも珍しくはありません。
それだけに、チャンネルの運営者がなぜ違法な行為を行ってまでもライブストリーミングを行っているのか、その動機は謎に包まれたままです。
Williams氏は運営者にコンタクトを試みたものの、いずれのアカウントからも反応はなかったとのこと。

もちろん、著作権者も黙って事態を見守っているわけではなく、YouTubeに通報して違法コンテンツを削除させているほか、各動画のページに通報用のリンクを置くことで一般の視聴者からの通報を受け付ける体勢をとっています。
また、コンテンツの中身を特定して管理することができるを用いて、違法なコンテンツが配信されることを防止する仕組みも整えられています。


YouTubeはMashableの取材に対し、「YouTubeでは著作権者の権利を尊重しており、著作権およびコンテンツマネジメントを行うツールに多大な投資を行ってきました。
著作権者から当社にリファレンスとなる動画が提供された場合、当社では全てのライブストリーミングをスキャンし、合致するものが見つかった場合はストリーミングの一時停止および打ち切りの措置をとります」と回答したとのこと。
また、キング・オブ・ザ・ヒルの著作権者である20世紀フォックスにもコメントを求めたところ、こちらは返答を得られなかったとのこと。

同じ動画配信プラットフォームではあっても、どうやらライブストリーミング形式のほうは通常のアップロード形式に比べて対策が甘い面が存在している模様。
とはいえ、違法なコンテンツを配信することは言うまでもなく法に違反する行為であり、それらのライブストリーミングを視聴することも違法行為を助長する恐れがあるので、安易にアクセスすることは避けておいたほうが良さそうです。

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